唐津城天守閣開館50年を祝い記念植樹する当時の市長・故金子道雄さんの孫の金子直幹さん(右端)や坂井俊之市長(同2人目)ら関係者=唐津市東城内

 唐津城天守閣の開館50周年記念式典が1日開かれた。市関係者らが、半世紀の時を経て唐津に欠かせないシンボルへと成長した天守閣の節目を祝った。1面参照 

 唐津城は、唐津藩初代藩主寺沢広高が1608(慶長13)年に築城した。天守台はあったが、財政面や幕府への気兼ねなどから天守閣は造られなかったとされる。現在の天守閣は1966(昭和41)年10月28日に開館。「観光唐津」の拠点施設にしようと、実業界出身の金子道雄元市長が建設を打ち出し、藤岡通夫東京工業大教授が慶長年間の様式を取り入れて設計した。

 記念式典には、坂井俊之唐津市長ら関係者が出席。来賓として招待された金子元市長の孫で、昭和自動車会長の金子直幹さんは「(元市長が)議会で『これは復元ではなく築城だ』と言ったと伝えられているが、実に祖父らしいエピソードだ」と思い出を紹介した。

 唐津市文化財保護審議会会長の山田洋さんは「寺沢以降、歴代の当主が天守閣を建てたいと思いながら明治維新を迎えたのではないか」とし、「観光のまちとして発展させていくための英断だった」と評した。

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