「地方創生は地域の実情に合わせることが重要」と話す石破茂氏=西松浦郡有田町の炎の博記念堂

 前地方創生担当大臣の石破茂氏が2日、活力ある地域づくりについて西松浦郡有田町で講演した。棚田の景観に代表される豊かな自然と、伝統産業の有田焼が共存する町の魅力に触れ、「いつの時代も国を変えるのは地方。有田が地方創生のモデルになって」と呼び掛けた。

 石破氏は人口減少や高齢化が進む現状を解説し、「地方創生が失敗すれば日本の活力がなくなる」と指摘。有田焼と化粧品産業の拠点を目指す唐津市との連携による付加価値づくりの可能性などを示し、「やりっぱなしの行政、頼りっぱなしの民間、無関心な住民では、地域の活性化はできない。『有田でこれをやりたい』という目標を明確に持つことが必要」と訴えた。

 同町の町おこしグループ代表との懇談もあり、三重県で成果を上げた真珠や松阪牛のブランド化など、全国各地の実例を挙げて、それぞれの取り組みに助言した。

 講演会は陶都有田青年会議所(久家郁子理事長)が、創立45周年を記念して開いた。

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