山口祥義知事を表敬訪問し、センダンの植栽活動を報告する向島の女性たち=佐賀市の佐賀県庁

 唐津市にある七つの離島のうち、人口約60人の向島(肥前町)で「センダン」の植栽を続けている島民の女性ら15人が9月29日、佐賀県庁の山口祥義知事を表敬訪問し、活動を報告した。将来的に産業として育てる取り組みに、山口知事は「失敗も楽しみながら続けてほしい」とエールを送った。

 センダンは落葉高木の一種で、近年では葉を煎じて飲むことでインフルエンザ予防への効果が注目されている。島民の女性たちは2010年から、海女としてアワビやサザエなどの潜水漁業を営む傍ら、苗木を植栽し、草刈りなどの管理をしている。

 表敬訪問で樋口洋二区長(62)は、センダンの生育状況や島の暮らしなどを報告した。山口知事は、産業化を目指す取り組みに「ちょっとしたきっかけで一気に成長することがある」と激励し、「今度は私が向島に泊まるのもいいですね」などと談笑していた。

 樋口区長は「島も高齢化が進み、活動が途切れないようにしたい。来年からは試験的に商品化を目指す予定」と話した。旧郡部の島ではこのほか、小川島=サクラ、加唐島=ツバキ、馬渡島=アブラギ、松島=オリーブの植栽活動が行われている。

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