福島県への修学旅行PRで佐賀を訪れた松本清司さん(右)と一ノ瀬千香さん=県庁

 東日本大震災後に落ち込んだ福島県への修学旅行を誘致しようと、福島県観光物産交流協会が9月27~30日、佐賀県をはじめ九州地区でPR活動をした。防災学習とスキー研修を組み合わせたツアーなどを提案しており、「福島の今を知ってもらえれば」と呼び掛けた。

 県内では県教育委員会や高校、旅行会社を訪問した。避難者が多く仮設住宅の集まるいわき市を中心に震災学習をしていること、福島県内に宿泊する修学旅行を対象にバス経費の一部補助制度があることなどを説明した。

 同協会がまとめた資料によると、2010年度は佐賀を含む九州の高校37校が訪れていたが、震災直後はゼロに。昨年度は27校で徐々に回復しているものの、原発事故の影響を懸念してか岩手、宮城の両県と比べると戻りは鈍いという。

 同協会会員の松本清司さん(49)と一ノ瀬千香さん(43)は「復興に向けての過程などは新たな教育素材にもなる。ぜひ足を運んでほしい」と話した。

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