装着したカメラが登録した危険人物などを照合し、スマートフォンや時計型端末に知らせる技術を紹介するNECのブース

ドライバーの脇見や居眠りを見抜く車載技術を紹介した三菱電機のブース=4日午前、千葉市の幕張メッセ

 デジタル家電や先進的なITの展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2016」が4日、千葉市の幕張メッセで開幕した。あらゆる機器がインターネットにつながるモノのインターネット(IoT)や、政府が成長戦略の柱に据える人工知能(AI)など、最先端の技術を紹介し産業の発展につなげる。

 金融や観光などの異業種や新しい取り組みを進めるベンチャーなど幅広い分野の企業が参加しており、日本企業にとっては海外企業との連携強化の機会ともなる。新しい発想や商談を生む場として期待が高まりそうだ。

 17回目となる今年のシーテックには、昨年より100超の増加となる648の企業や団体が参加。海外は24の国や地域から出展があり、アジア最大規模の見本市だ。

 従来の家電に加えて、今年からIoTなど将来の普及が見込まれる技術の紹介を強化した。また、AIの特設展示を初めて設置し、技術開発に取り組む先進的な企業を集めた。

 NECは警備員が身に着け動きながらでも使えるカメラを展示した。装着したカメラが登録した危険人物などを照合し、スマートフォンや時計型端末に知らせる。三菱電機は、ドライバーの脇見や居眠りを見抜く車載技術を紹介した。

 2020年の東京五輪に向け、どのような社会を実現できるかも大きなテーマ。経団連などでつくる東京五輪・パラリンピックの経済界協議会が、20年に向け注目される企業の取り組みを紹介した。

 富士通は、ゴルフをする際の関節の動きをデータとして収集し、AIで分析。最も飛距離が出るフォームなどを提案するサービスを出展した。異業種として初出展したセコムは、自律飛行できる警備のための小型無人機ドローンを展示した。

 シーテックは7日まで開催し、4日間で計15万人の来場者を目標にした。

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