バレーボール成年女子決勝・佐賀-埼玉 第4セットで久光製薬の長岡望悠がスパイクを放つが相手のブロックに阻まれる=岩手県一関市の千厩体育館

=焦点= 堅守に阻まれ波乗れず

 プレミアリーグの覇者が、格下に4年ぶりの国体優勝を阻まれた。バレーボール成年女子決勝は、久光製薬が昨季プレミア最下位でチャレンジリーグに降格した上尾メディックス(埼玉)から1セットしか奪えず敗北。選手たちは歓喜に沸くネットの向こうをぼうぜんと見つめた。

 相手の堅い守りで第1セットから波に乗れなかった久光。リオ五輪代表の石井優希を投入し、同じく五輪メンバーの長岡望悠らとともに攻撃に厚みを加えセットカウント1-1とすると、第3セットは一時20-14とリードした。

 しかし、上尾の荒木夕貴らにフェイントを決められるなど6点差を一気に追いつかれタイムアウト。直後のプレーで長岡のバックアタックが決まらず、結局リードは奪い返せなかった。主将を務める長岡はこのセット終盤の攻防を勝負の分かれ目に挙げ、「点や流れがほしい時に自分がどう決めるか。質を高めなければ」とエースとしての課題を口にした。

 「上尾は粘りがすごかった」と中田久美監督。2週間後に迫った世界クラブ選手権へ向け「国体とは全く違った戦い方になるし、気持ちを切り替えてやるしかない」と話し、岩手を後にした。

=成績=

▽成年女子決勝

埼玉(上尾メディックス)3(25-19・20-25・25-22・25-19)1佐賀(久光製薬)

 (埼玉は21年ぶり4度目の優勝)

=2016 希望郷いわて国体 第5日=

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