JAさが打線を1点に抑えたひらまつ病院の山田亮=佐賀市のみどりの森県営球場

 昨年と同じ顔合わせとなった決勝戦。2年連続で大役を任されたひらまつ病院の右腕山田亮が昨年もMVPに選ばれた力を遺憾なく発揮、6度目の県一をもたらした。小峰禎之監督は「熱い気持ちを持った投球を見せてくれた」とたたえた。

 「今日はお前に任せた」とマウンドに送り出された山田。JAさが打線が「初球から振ってくる」とみると、入りに注意しながら140キロに迫る直球と外角への変化球を織り交ぜ要所を締めた。六回1点を失った後も次打者を三振。最終回も二塁に走者を置きながら冷静にスライダーで最後の打者を打ち取った。

 伊万里商高で甲子園、九州産業大で神宮球場の舞台を踏んだ実力がある。ただ登板した7月の天皇賜杯県予選会、8月の国体九州ブロック大会では敗戦。それだけに「ここ最近チームに迷惑をかけていたので」と、この一戦に懸けていた。

 先制打をもたらした大久保豊隆主将は「普段の自分たちの野球ができた結果」とほっとした表情。2週間後には西日本軟式野球選手権大会を控える。山田は「この勢いを持って強豪に挑む」と、すでに次の目標に向けて意欲を燃やしていた。

=表彰選手=

▽最優秀選手賞 山田亮(ひらまつ病院)

▽優秀選手賞 岡良樹(JAさが)

▽打撃賞 飯田竜二(ひらまつ病院)

▽敢闘賞 中村駿作(JAさが)

▽優勝監督賞 小峰禎之(ひらまつ病院)

=第54回県アマチュア野球王座決定戦=

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