趣向を凝らした新作が並ぶ門田木工のブース。主力の整理ダンス市場が縮小する中、新たな販路を模索している=大川市の大川産業会館

 秋の大川家具展示会(福岡・大川家具工業会主催)が5日、福岡県大川市で始まった。業者向けの商談イベントで、佐賀県内メーカーを含む約130社が出展。個人消費の低迷や住環境の変化に対応した低価格品や新製品をそろえ、需要喚起の可能性を探っている。6日まで。

 整理ダンスを主力にする門田木工(佐賀市諸富町)は、無垢(むく)素材の板を伝統的な組み技術で仕上げた新作のチェストやテレビボードを展示。クローゼットの普及などで需要が減るタンスに代わり新たな販路を開拓するためで、現状よりも若い30~40代のファミリー層をターゲットにしている。

 新製品は、展示会に合わせて開かれた新作デザインコンペで同工業会理事長賞を受賞。市場性と機能性、デザイン力が評価され、注目を集めていた。

 一方、消費者の低価格志向は根強く、ニトリなど大手量販店と取引する中村敬木工(佐賀市諸富町)は「見た目や機能が良くても、価格が高いと売れない」と需要動向を分析。量産で販売価格を抑えたタンスなどを前面に打ち出している。

 展示会は8~10日の大川木工まつりで一般にも公開され、メーカー直送価格で購入できる。

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