下村湖人の生誕祭で代表作『次郎物語』の劇を披露した児童たち=神埼市の千代田東部小学校

 神埼市千代田町出身の作家、下村湖人(1884~1955年)の業績をたたえる「生誕132年祭」が3日、神埼市の千代田東部小であった。児童が湖人の代表作『次郎物語』の演劇を披露し、遺徳をしのんだ。

 同校では郷土学習の一環で6年生28人が『次郎物語』第一部の劇を作成。「もっと知ろう 次郎の心」と題し、4つの場面を切り抜いてシナリオを書いた。次郎が卵焼きを盗み食いして父親から「堂々とねだりたいものはねだりなさい」と諭されたやり取りや、兄を助けるために年上の子たちに立ち向かってけんかをしたエピソードなど幼少期に成長する過程を全員で演じた。

 また、次郎物語の読書感想文の入賞者を表彰し、最優秀賞の児童、生徒ら5人が感想文を朗読した。

 生誕祭は下村湖人生家保存会が毎年開いている。生家の島英彰館長は、湖人の著作『論語物語』に触れ、「儒教の精神が深く根付いた作品。こちらも語り継いでいこう」と呼び掛けた。

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