佐賀新聞の編集方針などについて澤野善文編集局長(奥)の説明を聞く提供講座の受講生=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス

 佐賀大学で5日、佐賀新聞社の提供講座「ジャーナリズムの現在~地方紙の役割とメディアリテラシー」が開講した。来年2月まで15回にわたり、新聞製作や広告、販売の現状、ネット時代のデジタル戦略など「新聞業界の今」を伝える。

 1~4年生約60人が受講し、初回は澤野善文編集局長が講師を務めた。新聞やインターネットなど各メディアを比較する中で、新聞の強みとして「バランスよく情報を盛り込み、物事の全体像を伝えることが得意」と説明した。

 佐賀新聞が地方紙として、地域に密着した報道に力を入れている姿勢も強調した。紙面に取材や執筆、レイアウトを担当した記者の署名を入れていることを紹介し、「記者の顔が見える紙面づくりを心掛けている。県内のニュースを、責任を持ってきめ細かに取材することが県紙としての存在意義」と話した。

 講座は、学生の社会への関心を高めることを目的に2002年から始まり、15年目。受講生はこの日、記事を読んで見出しをつける作業に挑戦し、4月に入社した新人記者2人の体験談も聞いた。

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