「コッコリーノ」が販売を始める、犬や猫の遺骨が入る骨つぼのモニュメント

 犬や猫といったペットの供養や葬儀にお金をかける飼い主が増え、企業が新商品やサービスを充実させている。ペットの寿命の延びを背景に飼い主が家族の一員として大切にしているためニーズは多い。各社はペットの思い出を大事にしてもらいたいとの考えで市場を掘り起こす。

 仏壇や仏具を手掛ける八木研(大阪市)はペット供養専門の子会社「コッコリーノ」(東京)を今月設立。木製の祭壇など供養に使う商品を今月下旬に発売する。犬や猫の遺骨が入る骨つぼのモニュメント(2万7千円)はペットの面影と重なるような柔らかい風合いに仕上げた。

 担当者は「市場開拓の余地が十分にあるので、会社を設立した」と話す。東京都内で今夏開かれた展示会では百貨店や雑貨店からの引き合いが多く、手応えを得ている。

 ペット用品を通信販売する新日本カレンダー(大阪市)は犬の毛や歯を入れる木製のケースを8月からカタログに掲載し、本格的な取り扱いを始めた。カタログは動物病院などに置くため「死」を連想させるとして控えていたが、担当者は「最後の思い出を大切にする傾向が強まっているので、試験的に載せた」と説明する。

 イオンライフ(千葉市)はペットの葬儀の受注件数が右肩上がり。読経から火葬、納骨までセットにした低価格のサービスを提供し、好評だ。葬儀の単価は人間が下がっているのと対照的にペットは上がっているという。

 ペットフード協会によると、2015年の推計飼育数は犬が約991万7千匹、猫が約987万4千匹。平均寿命はそれぞれ14・85歳と15・75歳と延び続けており、ペット供養などの市場は拡大が見込まれる。【共同】

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