原発に反対する佐賀県内外の市民が九州電力に玄海原発(東松浦郡玄海町)3号機の再稼働の差し止めを求めて佐賀地裁に申請している仮処分で、来年1月16日に審理を終結する見通しになった。再稼働に向けた手続きが大詰めを迎える中、早ければ年度内にも司法判断が下される。市民側は今後、4号機についても同様の仮処分を申請する。

 申請しているのは「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(石丸初美代表)の会員ら。市民側の弁護団によると、9月に佐賀地裁で開かれた非公開の進行協議で、裁判官が玄海原発の再稼働を巡る動向を踏まえた上で11月17日と来年1月16日の審尋を指定し、「2回で終結する予定」と市民側と九電側の双方に伝えた。冠木克彦弁護士は「裁判所は玄海原発の再稼働が最終判断される前の時期を想定し、来年2月にも判断を示すのではないか」と話す。

 玄海原発の運転差し止めを求める訴訟と合わせて仮処分を2011年7月に申請後、22回にわたり審理に当たる審尋を続けてきた。終結に向けて10月中にも4号機を仮処分申請の対象に加える。玄海原発3、4号機は早ければ年内にも原子力規制委員会の審査に合格する見通しで、その後は九電による地元説明などの手続きに入る。

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