映画「花筐」の撮影で、ずらりと並ぶ唐津くんちの曳山=7日夜、唐津市の旧大成小グラウンド

12番曳山「珠取獅子」を引く男衆を撮影するスタッフら=7日夜、唐津市の旧大成小グラウンド

 大林宣彦監督が唐津市を舞台に手掛ける映画「花筐(はなかたみ)」のロケが大詰めを迎えている。7日夜には旧大成小学校の校庭で、唐津くんちの曳山(やま)と大勢の曳(ひ)き子が出演し、本番さながらの宵曳山の光景が撮影された。

 曳山14台の撮影はこの日が3日目。1日3、4台のはずが、台風の影響で、7番曳山「飛龍」から13番曳山「鯱(しゃち)」まで7台の出番となった。

 約350人の曳き子を前に大林監督は「われわれは映画という人形を作ってきました。その人形に最後に魂を入れます。その魂は曳山の皆さんの志、誇り。気高き唐津魂をこの映画に吹き込んでください」とあいさつ。「よおーい、スタート」と声を張り上げた。

 高さ12メートル、幅24メートルの緑の幕の前を「エンヤ、エンヤ」の掛け声で1台ずつ威勢良く引いた。物語は戦時中の設定で、背景は昔の唐津の町並みや虹の松原と合成されるという。撮影は数百人の観客が見守った。

 俳優の満島真之介さんらが曳き子役で出演。総修復・塗り替え中の14番曳山「七宝丸」はお披露目がある今月16日に撮影される予定。

※佐賀新聞電子ビューア(http://www1.saga-s.co.jp/viewer/plan.html)に動画

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