約140人の観客を前に、アロハシャツを身にまといハワイアンな空間を演出した「ビッグアイランダーズ」のメンバー=佐賀市柳町の浪漫座

■佐賀市浪漫座アロハで

 佐賀市を中心に活動する平均年齢75歳のハワイアンバンド「ビッグアイランダーズ」が9月30日、佐賀市柳町の浪漫座で結成10周年記念コンサートを行った。アロハシャツを身にまとった10人が、計18曲を約2時間かけて完奏し、約140人の観客とともに節目を祝った。

 バンド名はバンドマスターの木村紘一郎さん(79)らの出身地、佐賀市諸富町大中島にちなんだ。コンサートは3月に企画し、以降週1日3時間の合同練習を欠かさなかった。

 コンサートは2部構成。1部の休憩後には衣装替えも行い、演出はプロバンドさながら。ハワイアンソングのほか、メンバーの西村清さん(79)が作詞、木村さんが作曲した諸富町の名所を盛り込んだオリジナルソング「諸富ブルース」も披露された。

 終了後、会場からは「アンコール、アンコール」の声が上がった。「呼ばれなかったらどうしようと思っていた」と笑いを誘う場面もあり、最後の演奏はこの日一番の拍手が響き渡った。観客の石井雅治さん(76)は「楽しんでいる姿がうらやましく、音楽をしていた学生時代を思い出した」と懐かしげに話した。

 現在も月1回ほど、地域のイベントや福祉施設に招かれてライブ活動を行っている。終演後、木村さんは「地域のみなさんのおかげで続けることができた。年齢のことも考えながら、ほそぼそとやっていきたい」とすがすがしい表情で話した。

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