リオデジャネイロ五輪・パラリンピックの両大会合同パレードの実現に尽力した古川康衆院議員(中央)。出発式でメダリストらに拍手を送った=東京都虎ノ門

 4年越しの思いが実った-。7日に都内で実施されたリオデジャネイロ五輪・パラリンピックの両大会メダリストによる初めての合同パレード。出発式典に古川康衆院議員(佐賀2区)の姿があった。県知事時代から国に合同パレードを提案し、今回は超党派議員の作業チームの事務局として実現の立役者となった。

 2012年のロンドン大会は五輪メダリストだけのパレードだった。ロンドンにいた知人から「こっちは合同でやっている」と聞いた古川氏。疑問を抱き、県の政策提案として当時の下村博文文科相に合同実施を申し入れたが、「JOC(日本オリンピック委員会)主催だから」と一蹴された。

 衆院議員になり、超党派のパラリンピック推進議連に入った。そこでも合同パレードを訴え、6月に立ち上がった作業チームで実質的な事務局を任された。

 問題も浮上した。パラリンピック大会の終了前に五輪組は日本選手団を解散するため、JOCからは「次の大会に出場する選手もいて日程調整できない」。しかし、古川氏らは「東京大会に向けて合同でやったという実績を残すべき」と調整に奔走した。

 大勢が沿道を埋め尽くした合同パレード。古川氏は「知事の立場では実現できなかったこと。涙が出そうだった。障害のある人、ない人、いろいろな人がこの社会をつくっている。そんなことに気付いてもらえたら」と感無量の様子で語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加