再会した市民合唱団員に「歌う会」参加を呼び掛ける山浦五郎さん(壇上)=23日夜、唐津市ふるさと会館アルピノ

 今年10月、完成から34年目にして地元初演を果たした合唱組曲「唐津」を歌い継ぐ会が発足する。23日夜、市民合唱団の解団式で2カ月ぶりに再会した団員の間から「眠りから覚めたふるさと賛歌を後世へ」とコールがわき起こり、早速、50人以上が手を挙げた。

 解団式には九州交響楽団と歌声を響かせた小学生から80代まで140人が出席。1年3カ月にわたる練習と感動のステージを振り返りながら「家事の合間、ふと気付けば、唐津市歌のフレーズを口ずさんでいる」と和やかに話が弾んだ。

 唐津市民会館大ホールを埋めた演奏会以降、「これ1回ではもったいない」「唐津の薫り高い文化の象徴として歌い継ぎたい」という声が合唱団内外から上がり、合唱を指導した元小学校長山浦五郎さん(78)らが歌う会設立を呼び掛けた。

 活動日程も決まり、来年1月21日、市民会館で結団式を行う。毎月2回、隔週土曜日に練習し、毎年12月に定期発表会を開く予定。

 団員たちは「来年12月、また一緒に歌える」と気持ちは早くもステージに。引き続き合唱指導と指揮を担当する声楽家の永富啓子さん(74)は「新しい団員も歓迎で、練習時間が足りないかもしれないけど、皆さんの熱い気持ちを大事にしたい」と笑顔で語る。

 全7曲30分の組曲の中でも、唐津の風土と文化を歌い上げた最終章の「唐津市歌」への愛着は強い。実行委員会副会長の稲葉継雄教育長は「せめて唐津市歌だけでも市民みんなが歌えるようになりたい」と話し、「(歌う会と並行して)小中学生への普及を図りたい」と継承の輪の広がりを喜んでいた。連絡先は山浦さん、電話0955(77)0650。

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