クリスマス会など園児らのお楽しみ行事も開かれたSUMCOいまり保育園=伊万里市

 半導体用シリコンウエハーメーカー大手のSUMCO(瀧井道治社長)は、伊万里市東山代町長浜に事業所内保育施設「SUMCOいまり保育園」を開設した。社員が子育てしながら働ける環境を整えるとともに、地域枠として社外からも利用を受け入れる。

 「子ども・子育て支援制度」に基づき、市の認可を受けた地域型保育事業施設で定員30人のうち7人を地域枠として社外から受け入れる。病院や小売業者などを除く一般企業では県内初という。住宅街にある単身者の「国見寮」の敷地内に11月、開設した。

 対象年齢は0~2歳児。現在、社員の子ども6人が利用している。社外からの利用者はまだおらず、今後は市が保育の相談や申請に訪れる市民にも紹介する。運営は福岡市のアピカルに委託している。

 園の室内にはカメラもあり、午前10時~午後1時は職場からも保育の様子がスマートフォンなどで確認できる。

 伊万里は同社グループ最大の製造・技術開発拠点で社員は2千人を超え、そのうち女性は100人程度。研究施設もあることから今後は女性エンジニアの採用増加も見込まれる。同社総務部の担当者は「育児休暇を1年取得した後、安心して職場に復帰してもらえる」と離職防止の効果も期待する。3歳になれば転園の必要が出てくるが、今後は市内の保育園と連携し、受け入れ体制を整える方針。

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