佐世保市の総合防災訓練で土ぼこりを巻き上げながら着陸するオスプレイ=9月1日、佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地

大隈重信にふんし、各県知事と明治維新150年に向けて観光をアピールする山口祥義知事(右)=8月29日、東京・赤坂の明治記念館

 佐賀新聞の県民世論調査で山口祥義知事は、行動力や親しみやすさを理由に就任2年目も高い評価を維持した。一方、暮らし向きに関しては、少子高齢化や厳しい財政状況を背景に将来を不安視する声は依然として多く、医療・福祉政策の充実を望む声が一段と強まっている。結果を詳報する。

■行動力に好感、統率力に注文

 山口祥義知事を「評価する」「どちらかといえば評価する」は約7割に上り、「評価しない」層は約2割だった。評価する理由で多かったのは「行動力」(28・9%)と「親しみが持てる」(26・6%)で、評価しない理由のトップは「決断力とリーダーシップ」(32・2%)。就任1年目の前回調査と同様、県民の多くは山口知事に親近感を覚えながらも、統率力にやや欠けると感じているという結果が出た。

 評価する理由で「オスプレイ計画の対応」を挙げた人は12・2%で、前回の10・1%から2・1ポイント増えた。「原発問題の対応」(9・0%)も前回比4・9ポイント増加した。一方、評価しない理由で「オスプレイ計画の対応」を挙げた人も前回比2・5ポイント増の21・9%となっており、具体的な政策課題を評価の基準にする傾向が強まっている。

 男女別では、今回も女性からの支持が高く、女性の73・9%、男性の65・3%が評価すると答えた。世代別にみると、評価が高かったのは10、20代の75・5%と70代以上の74・2%。逆に低かったのは30代だが、それでも64・7%が評価している。

 地域別(16市郡)では、80%を超えたのが多久市、武雄市、東松浦郡、藤津郡の4市郡だった。一方、60%を割り込んだのは鳥栖市、伊万里市、鹿島市、神埼郡の4市郡だった。

 職業別の分析では、前回と同じく公務員から高い支持を受けており、81・0%が評価している。最も低い会社員や学生でも約65%が支持していた。

【県民世論調査 2016】

山口県政「評価」70.1% 県民世論調査

【解説】山口県政 課題山積、真価これから

力を入れてほしい分野 「医療・福祉」今回も最多

佐賀県を「好き」8.1ポイント減

今後の暮らしぶり 改善も悪化も増

知事の感想 「決断」プロセス大切に

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