相知市民センターの黒田裕一さん(右)から相知くんちについて説明を受ける3年生たち=唐津市相知町の相知小

■山笠、浜崎参考に 羽熊行列唐津に由来

 14~16日に開かれる唐津市相知町の熊野神社の秋季大祭「相知くんち」を前に、相知小3年生50人が3日、くんちの歴史を学び、貴重な地元の祭りを受け継いでいく大切さを実感した。

 同市相知市民センター総務教育課の黒田裕一さんを講師に招いた。黒田さんはかつて相知くんちが相知、山崎、梶山の3村だけの祭りだったことや、江戸時代の山笠は松の木を使った質素なもので、明治時代に浜崎祇園を参考に華やかになったことなどを説明した。

 江戸時代末期の唐津藩の大名行列を模した「羽熊行列」は、1873(明治6)年に唐津神社から熊野神社に道具が譲られるまで唐津くんちで行われていたことも紹介。「毛やり(羽熊)を投げ渡しながらだとスピードが遅く、唐津くんちでは曳山(ひきやま)の行列が詰まってしまう」と解説した。担い手不足で日本全国の祭りが減っていることにも触れ、「300年も続いている大切な祭り。みんなも大きくなったら、くんちに携わる人になってくれれば」と呼び掛けた。

 松本結依さんは「300年前から続いてすごいと思った。飾りがきれいで毎年見ている」。徳田侑莉菜さんは「くんちのことをよく知ることができた。今年は行ってみたいと思った」と話していた。

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