「仕事せな」と突然起き上がり、家族を混乱させる場面を再現する中多久病院の職員ら=佐賀市のメートプラザ佐賀

 認知症について楽しく学ぶ県民講座「みんなで知ろう認知症」が8日、佐賀市兵庫北のメートプラザ佐賀であった。劇では、認知症と似た症状を持つ病気を紹介するなど、専門医の診察を受ける大切さを訴えた。

 中多久病院の職員らで作る「ほけまくい劇団」が、うつ病の初期や意識障害の一種であるせん妄など、認知症と混同しやすい病気を劇で紹介した。

 寝ていたはずのおじいさんが突然「仕事をせな」と起き上がり、家族を混乱させる場面では、急に症状が出たり、しばらくすると元に戻る点を挙げ、認知症とは違うことを解説。「一人で判断せず、専門医の診察を受けて適切な治療を受けることが必要」と訴えた。佐賀市の小柳知子さん(85)は劇を見て「認知症と他の病気の違いがよく分かった。自分も認知症にならないよう気をつけたい」と話した。

 講座は認知症の人やその家族が暮らしやすい地域を作るため、佐賀大学付属病院の認知症疾患医療センターが開いた。約150人が参加した。

このエントリーをはてなブックマークに追加