紙芝居「長崎から来たゾウ」と「賀島兵介物語」を作った、左から尼寺征子さん、江頭京子さん、西村治香さん、田中貴子さん=佐賀新聞社鳥栖支社

■尼寺さんら「歴女」4人が作製

 江戸時代に旧長崎街道を通って江戸まで歩いたゾウの史実をもとに、歴史好きの女性4人が大人から子どもまでが楽しめる紙芝居「長崎から来たゾウ」をつくった。16日の「とす長崎街道まつり」で披露する。

 長崎街道ボランティアガイド元気隊(大石良成隊長)の事務局長を務める尼寺征子(あまでらせいこ)さん(60)ら有志4人が作製した。山口県で吉田松陰の紙芝居を上演して観光客をもてなしている話を聞き、対馬藩・田代宿と鍋島藩・轟木宿の二つの宿場町のあった鳥栖でも紙芝居を作って観光を盛り上げようと思い立った。

 当時を記した文献を読み込んでストーリーを組み立て、子どもたちにも分かりやすい言葉にしようと推敲(すいこう)を重ねた。絵は知人に依頼し、構想から完成まで半年近くかかった。

 ゾウの物語では、街道が生まれて初めて見る珍獣ゾウを一目見ようとする大勢の見物人であふれ、大騒ぎになった様子を描写。田代宿では長崎奉行と同じ一番上等な屋敷に泊まるなど、最高級のおもてなしを受けたことを伝えている。

 紙芝居は、善政を敷いた対馬藩田代領の副代官賀島兵介を描いた作品と2本立て。。スタッフを代表して尼寺さんは「紙芝居を見ながら昔の街道のにぎわいや、困窮する領民を救済した賀島公の功績などを知ってほしい」と話している。

 16日の上演は、轟木日子(ひこ)神社で午前10時半ごろ▽田代八坂神社で同11時半ごろ▽鳥栖八坂神社で午後2時ごろ(上演時間は変更あり)。

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