野菜や穀物だけを使う「普茶料理」に挑戦する参加者ら=小城市の「ゆめぷらっと小城」

■旬の野菜を中華風に、

 江戸初期、黄檗(おうばく)宗の隠元禅師が伝えた「普茶料理」の講習会が7日、小城市の交流施設「ゆめぷらっと小城」であった。普茶料理の講習会は今回が初めて。市内の主婦ら18人が、干し柿やナスなど旬の野菜や穀物類だけを使い、“小京都”伝統の中国風精進料理に挑戦した。

 「家庭でも普茶料理を味わってほしい」と、伝統料理の再現に取り組んでいる祥光山星巖寺(せいがんじ)伝承「普茶料理おぎ春香会」(中尾幸子会長)のメンバーが講師となり、料理の指導に当たった。

 講習会では、秋の味覚をテーマに「干し柿の利休揚げ」や「トウモロコシと紅ショウガの天ぷら」など、調理としては比較的やさしい約20品を献立にした。みやき町から参加した宮原咲子さんは「小城に勤務していることもあり、普茶料理には前から関心があった」と言い、実際の調理では「ゴボウとショウガのすり身でウナギに似せる揚げ物料理はかなり手間がかかった」と話していた。

 中尾会長は「古くから伝わる精進料理は全体的に薄味。家庭では自分なりの味付けをして、小城の伝統料理を家族で味わってほしい」と話す。

 「普茶料理食事会」(春香会主催)は11月20日正午から、小城市小城町の晴田支館で開かれる。食事券は4千円。11月1日から市観光協会=電話0952(72)7423=でチケットを販売する。

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