ダウン症のイメージを明るくするための啓発キャラクターを作ったデザイナーtamakoさんと長女

 太陽のような明るい笑顔で、周りに幸せを振りまく子ども。名前は「ニポ」。ダウン症がある子を持つ母親が、ダウン症のイメージを明るくするための啓発キャラクターを作った。11月に東京都内で開かれるチャリティーイベントでお披露目する予定で、日本ダウン症協会(東京)も賛同を表明している。

 作成したのは、舞台やテレビ番組のセットなどを作るデザイナーtamakoさんだ。昨年12月にダウン症がある長女が誕生。同じ立場の親らでつくるNPO法人「アクセプションズ」に加わった。

 法人は4年前に設立され、毎年ダウン症がある人や家族、支援者が行進するチャリティーイベントを開催。今年は11月13日に渋谷で初めて公道を行進する。tamakoさんも企画に参加するうちに、キャラクター作りを思い立った。

 作成中、悩んだのが特徴をどう出すかだ。ダウン症がある人は身体的特徴が似ていることが多い。だがその点を強調すると、ダウン症についてよく知らないまま「かわいそう」と感じている人の偏見を助長するかも、とためらった。

 迷った末、子育てや他の家族との交流を通じて自分が感じた「プラス」の印象を前面に出すことにした。人懐こい子も、ユーモアがある子もいる。意志の強いところがあったり、おしゃれ好きだったり。そうした印象が伝わるようにと思いを込めた。イメージを固定化させず、多様性が伝わるようにと、友だちのキャラ「ピーブー」「ニーニャ」も作った。

 tamakoさんは「見た人が『幸せそうに生きているな』と感じてくれたら」と願っている。【共同】

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