ITパスポート試験に26人が合格した伊万里商業高校情報処理科3年生=伊万里市

 伊万里商業高校情報処理科の3年生38人のうち26人が、IT(情報技術)に関する総合的知識を問う国家試験「ITパスポート(iパス)」に合格した。合格率は68・4%で、高校生では全国トップクラスの合格率を誇る。

 iパスは、2009年に設けられた経済産業省認定の国家資格。ビジネス全般にITを活用するため、経営全般やIT管理、IT技術の出題分野で幅広い知識を問い、高校生の平均合格率は20%前後と言われる。

 情報処理科3年生は、全国商業高校協会の商業検定で全員が1級合格3種目以上を達成するなど、生徒が率先して資格取得に取り組んでいる。iパスは1年時に合格した生徒もいるが、学校で全体指導が始まったのは今年2月。5月になって合格者が徐々に増えると、「自分たちもチャンスがある」とほかの生徒も目の色が変わった。その後も続々と合格を果たし、現在までに26人となった。

 中原慶韻さんと南茉里花さんの2人は、さらに専門知識が求められる難関の情報処理技術者試験にも合格した。

 iパスは、就職活動や大学入試でも役に立つと言われる。3年生の就職希望者の内定は銀行や自動車メーカーなど100%。担任の川副将寛教諭は「資格取得を通じた生徒たちの成長は想像を超えている部分もあった。社会人になった時に有力な武器になると思う」と教え子たちの快挙を喜んだ。

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