線量測定を受ける伊万里市からの避難者=武雄市朝日町の杵藤クリーンセンター

■被ばく有無「作業は大差」

 武雄市朝日町の杵藤クリーンセンターでは、伊万里市大坪町から太良町の避難所に向かう住民が、被ばくの有無を調べるスクリーニングを受け、基準値以上被ばくしている人と車の除染作業が行われた。検査はスムーズに進んだが、作業者からは「避難者数や被ばくの有無で作業量は大きく変わる。事故時の想定は難しい」という実感も漏れた。

 昨年導入された車の被ばくを調べるゲートモニターが2機で、計137人が乗った大型バス3台と自家用車5台を測定。柱状のゲートをゆっくり通過した後にワイパー部分の検査を受け、基準値を超えた車の搭乗者はさらに被ばくの有無を調べ、車を除染した。

 検査の所要時間はバスが1台1分30秒ほど、乗用車は30秒程度。頭から靴の底まで4カ所を測定機で調べる人の測定には約40秒、指導を受けながら自分で行う除染は約2分を要した。自衛隊が担当した乗用車の除染は5分余りかかった。

 作業には不織布防護服に身を包んだ県職員、自衛隊、九州電力社員ら37人が当たった。バス到着から出発まで30分程度で想定通りの流れだったが、各現場から「この場所にどれぐらいの人が来るのか」という不安の声も多かった。

このエントリーをはてなブックマークに追加