200年以上続く高志狂言を演じた千代田中部小の児童たち=神埼市千代田町の高志神社

 神埼市千代田町高志地区に200年以上続く県重要無形民俗文化財「高志(たかし)狂言」が12日、高志神社の秋祭りで奉納された。さわやかな秋晴れの中、境内の能舞台で地元の小学生や保存会のメンバーが熱演、滑稽な掛け合いで約120人の観衆の笑いを誘った。

 高志狂言は「鷺(さぎ)流」の流れを継承する全国3地域の団体の一つ。高志地区では一度も絶やさずに奉納されたといい、現在は住民らでつくる高志狂言保存会(井手俊幸会長)が伝承している。

 この日は、千代田中部小の6年生3人が演目「部須(ぶす)」で、主人の外出中に大切な砂糖を食べてしまう太郎冠者(かじゃ)と次郎冠者をコミカルに演じた。主人役の豊福希未(のぞみ)さん(12)は「怒った顔と演技が難しかったけど面白かった」と満足げ。軽妙な掛け合いを見せた太郎役の井口侑夏(ゆうか)さん(12)と次郎役の高木玲奈さん(11)は「砂糖と分かって桶(おけ)を奪い合うところがタイミングが合わなくて。おどける芝居も難しいけど、またやりたい」と振り返った。

 保存会のメンバーは和歌を詠めない大名を風刺した「萩大名」を演じた。

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