12月から瑞穂商事が運営することになった武雄センチュリーホテル=武雄市武雄町

 武雄市の武雄センチュリーホテルを所有する宗教法人「世界真光文明教団」(静岡県伊豆市)は、ホテルの運営会社を12月から島根県のスキー場などを経営する「瑞穂商事」(島根県邑南町)に変更する。今は教団系列の会社が運営しているが、伊豆市で始める新たなホテル経営のため系列会社の人材を移す。地元で雇用していた約70人は瑞穂商事が継続雇用、新たな地元雇用も行う。

 教団関係者によると、教団は東京オリンピックで自転車競技が開催される伊豆市に新たにホテルを建設、経営する。新ホテルの運営人員に、武雄センチュリーなどを運営する「ミロクリゾート」に教団から出向している約20人を充てるため、新たな運営会社を探した。瑞穂商事にホテルを賃貸する形になる。

 瑞穂商事は2011年設立。グループ企業を合わせた従業員は77人で年商は約15億円。島根でスキー場とホテルを経営するほか、広島、長野、神奈川でホテルや旅館を賃借や指定管理で運営している。同社は「新幹線開通を控える立地や施設面でもポテンシャルがあるホテル」と運営受諾の理由を挙げ、状況をみながら新たな雇用を考える方針を示した。

 武雄センチュリーホテルは1987年に建設会社が営業を開始。96年に教団の関連会社が買収した。現在は8階建て48室、120人収容のホテル棟や宴会棟、プール、結婚式場などの施設がある。隣接する日本庭園「慧洲園」と陽光美術館は、これまで通り教団系列の財団が運営する。

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