松尾建設の本店社屋の移転予定地。6階建てのビルと県産木材を使った2階建ての別館を建設する=佐賀市多布施

■6階建て来年9月完成

 九州最大手の建築会社「松尾建設」(松尾哲吾社長)が、佐賀市中央大通り沿いにある本店社屋を、かつて本社があった同市多布施に新築移転する。旧耐震基準で建てられた現社屋が老朽化しているためで、同社は「会社が成長したゆかりの地で新たな一歩を刻みたい」と話している。

 同社によると、移転先は1966(昭和41)年から32年間、本社があった国道264号沿いの社有地で約3500平方メートル。6階建ての鉄骨ビルと、県産木材を使った2階建ての別館を建設する。2棟合わせた延べ床面積は約4600平方メートルとなる。鉄骨ビルの床材には、中高層ビルとしては全国初となる2時間耐火構造の素材を採用する。

 同社は1885(明治18)年創業。九州最大手のゼネコンに成長し、中央大通りの現社屋(旧上村病院)には1998(平成10)年に移った。2008年、業務推進の拠点だった福岡市中央区薬院を本社とし、佐賀市は登記簿上の主要事業所として本店に位置づけている。

 今回の移転に向けた論議では、福岡市の本社に本店機能も集中させるべきとする意見などもあったが、地域貢献を重要視し、経営の軸足は引き続き佐賀市に置くことになったという。

 今月30日に起工式を行い、来年9月の完成を目指す。現社屋の跡地利用は現段階では決まっておらず、今後検討する。同社の2016年3月期連結決算の売上高は710億9100万円。

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