ヤルト・アコビ駐日大使(左)に瓶子を献上する畑石眞二代表理事=東京のオランダ大使館

 佐賀県伊万里市大川内山の30窯元でつくる伊万里鍋島焼協同組合(畑石眞二代表理事)は11日、東京のオランダ大使館でヤルト・アコビ駐日大使に酒器「間取吉祥(まどりきっしょう)チューリップ唐花文瓶子(からはなもんへいし)」を贈った。江戸時代に佐賀鍋島藩が将軍家に磁器の最高峰「鍋島」を献上していた歴史を再現した。

 裃(かみしも)姿の畑石代表理事ら組合関係者と塚部芳和市長が大使館を訪れた。畑石代表理事は有田焼創業400年の歴史とオランダとの深い関わりを説明し、オランダの国花チューリップなどをデザインした瓶子を贈呈。大使は「酒器は文化的遺産と歴史の結晶。伊万里とオランダのレガシー(遺産)の印として記憶に残るでしょう」と喜んだ。

 鍋島献上の儀は「鍋島藩窯秋祭り」の一環で、1989年から九州各県の知事や城のある自治体などに贈ってきた。今年は11月9日に山口祥義知事にも「色鍋島外濃牡丹花散(いろなべしまそとだみぼたんはなちら)し瓶子」を贈る予定。

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