梶原大敬さん(左)の指導で完成した器を手に、満面の笑みを浮かべる秋山知美さん(右)と真一さん=有田町の茂正工房

◆楽しく「逸品」作り挑戦 職人指導、匠の技間近に

 400年の歴史の中で磨かれてきた有田焼の匠の技を、間近で見て体験する陶芸カフェが、有田まちなかフェスティバル(ありフェス)期間中の11月30日まで、有田町黒牟田の茂正工房で開かれている。若手作家の梶原大敬(ひろのり)さん(38)がろくろの焼き物作りを手伝い、陶芸ファンらが“自分だけの逸品”作りに挑んでいる。

 焼き物作りの楽しさを知ってもらおうと、梶原さんが昨年から開いている。マンツーマンで参加者が希望した土物の小品3点の作り方を指導する。作品は乾燥と焼成などを経て、2カ月ほどで参加者の手元に届ける。体験後は飲み物やお菓子でもてなす。

 佐賀・長崎旅行中に訪れた東京都の秋山真一さん(39)知美さん(26)夫妻は、茶わんとカップ、皿作りに挑んだ。最初の土を盛り上げる段階から「思った以上に力がいる」「形がぶれる」と悲鳴を上げながらも、梶原さんから手の使い方を教えてもらい、徐々に形を整えていった。

 1時間ほどで3点ずつ仕上げた2人は「自分で作った器でハイボールを飲むのが楽しみ。戸棚の一番いい所に置きたい」と焼き上がりを楽しみにしていた。

 ろくろ体験はありフェス期間中、毎日受け付けている。要予約。料金は5400円(送料別)。問い合わせは梶原さん、電話090(5732)0215。

=重点報道@有田= =わがまち未来形 有田編=

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