18人目の公務研修生として辞令を受ける李瑩さん=伊万里市役所

 伊万里市と友好交流都市の中国大連市から公務研修生の李瑩(リエイ)さん(36)が着任し、12日に辞令交付式があった。来年は友好交流都市締結から30年の節目で、李さんは記念行事の準備なども担う。塚部芳和市長から辞令を受けた李さんは「両市の友好交流を深めたい」と抱負を語った。

 公務研修生は1991年から18人目。大連市統計局貿易経済統計処副処長の李さんは5歳の娘を本国に残しながら「海外で行政システムの違いを学びたい」と研修を希望した。来年10月までの1年間、市役所の各部署で経験を積むほか、市民向け初級中国語講座の講師や、国際交流イベントにも参加する予定。

 伊万里での生活に「第一印象は美しい町。焼き物やナシ狩りの体験をしてみたい」と期待を膨らませている。学生時代に約10年間、日本語を学んだ経験はあるが、その後は日本語を使う機会がなかったため、耳が日本語に慣れるまでもうしばらくかかりそうだ。

 友好交流都市の締結30年に当たり、両市は記念行事を検討中。李さんは橋渡し役の重要な役割を担うことになる。両政府間には領土問題などによる関係悪化もあるが、李さんは「市民同士の交流に影響はない。文化や観光面を通じて互いを知ることができるはず」と語った。

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