定例記者会見で原発問題などの質問に答える山口祥義知事=佐賀県庁

 九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に関連し佐賀県の山口祥義知事は14日の定例記者会見で、設置の検討を表明している第三者的な意見を聞く委員会のトップに副知事を充て、専門家で構成する専門部会を設ける考えを示した。県内20市町の首長が集まる17日の会合では、今後の議論の進め方などについて意見交換し、賛否などは改めて聞くとしている。

 委員会のメンバーに関し山口知事は「労働団体や農業団体、医師会など全県的な団体の代表を想定している」と述べた。その中に原子炉工学や地震工学など、専門家6~7人で構成する専門部会をつくる方向で人選を進めており「専門部会は、今後国とさまざまなやりとりをするので、専門的な意見もしっかりと聞く組織」と説明した。

 設置時期は「(玄海原発の)設置変更許可の前後」とし、原子力規制委員会が作成中の審査書案が、パブリックコメントを経て正式決定する年末ごろになる見通し。委員会の位置付けは「答申をもらうかどうかは定かではない」として、一定の権限がある諮問機関にはならないとの見方を示した。

 委員会の在り方では、「基本的に再稼働についての意見を聞く会だが、それで終わりではない。そのときの課題に応じて意見を聞ける柔軟な運営をしたい」との意向を示した。

 知事と県内20市町の首長が意見交換する17日の会合「GM21ミーティング」について、山口知事は「どのような意見が出るかは分からないが、賛否を問うつもりはない。今後さまざまな手順が進む中で、特段の意見があるのかどうかを尋ねたい」と述べた。

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