2014、15年度に小城市内で発掘された出土品を見る来場者=小城市立歴史資料館

天神遺跡から出土した水晶と台付鉢(小城市教育委員会文化課提供)

 2014、15年度に小城市内で出土した土器などを展示する遺跡発掘調査成果展「おぎを掘る」が、小城市立歴史資料館で開かれている。弥生時代の土器や石器を中心に約320点の出土品を並べたほか、パネルで遺跡調査の様子を紹介している。16日まで。

 小城市教育委員会文化課は2カ年で5カ所の遺跡調査を実施。総合病院建設に伴い発掘された小城町の「八ツ戸遺跡8区」では竪穴住居跡6基のほか、掘立柱建物があった可能性を示す柱の痕跡も確認した。

 また、幹線水路工事で調査発掘された同町内祗園川西岸に位置する「天神遺跡1区」では台付鉢や水晶の原石片が発見された。小城町内で水晶を採掘した例がないため、勾玉作りのため交易で小城に流入したとみられる。

 文化課学芸員の本村浩二さんは「出土品を基に弥生時代から小城に人が居着いていたのが分かる。特に水晶の存在は、勾玉(まがたま)を作るための高い技術を備えていた可能性を示している」と、古代からのメッセージを読み解いていた。

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