唐津藩の大名行列を模した羽熊行列。羽熊を投げ渡す妙技に沿道は沸いた=唐津市相知町の宿通り

 唐津市相知町の熊野神社秋季例大祭「相知くんち」が14日夜の宵山で開幕した。15日は唐津藩の大名行列を模した羽熊(はぐま)行列(市重要無形民俗文化財)が行われ、長さ約3・5メートル、重さ20キロの羽熊(毛やり)を投げ渡す妙技に沿道が沸いた。

 黒い法被姿の男衆20人が4本の羽熊と2本の挟箱(はさみばこ)を持ち、片足立ちになったり、両手を広げたりする独特の動きをしながら、稚児行列や2台の山笠などを先導した。「ヤッホイ」の掛け声に合わせて羽熊を鮮やかに投げ渡すと、見物客から拍手が送られた。

 羽熊行列はもともと唐津くんちで行われていたが、1873(明治6)年に唐津神社から熊野神社に道具一式が譲られたことで相知くんちで行われるようになったとされる。行列最年長の岩本英樹さん(61)は「掛け声に合わせて(羽熊を)振るのは大変で、息を止めないと重くて上がらない」。一方で「伝統を次につなげる役割を担えることは達成感があるし、うれしい」と話していた。

 最終日の16日は子ども羽熊行列と山笠巡行があり、午前9時半からは村田英雄王将杯将棋大会(当日参加可)も開かれる。

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