創立20周年を記念して壇上で式辞を述べる重春充学院長=多久市の県立産業技術学院

 県内唯一の県立職業訓練校の産業技術学院(多久市)が創立20周年を迎え15日、同校で記念式典が開かれた。歴代の学院長ら約260人が出席して節目を祝い、ものづくりの人材育成の拠点としてさらなる飛躍を誓った。

 県立産業技術学院は、技術革新と社会ニーズに対応するため県内3校あった職業能力開発校を統合し、1996年に新設された。2012年からは学院生を高校の卒業生から20代後半までの若い年代層に絞り、機械技術科や自動車工学科など5学科で、2年にわたり少人数制の実践的な教育を実施。15年度末までに2562人が修了し、ここ数年間100%の就職率を達成している。

 式辞で重春充学院長は「グローバル化と少子高齢化が進んでいるが、ものづくりの現場では常に若い労働力が求められている」と述べた。学院生を代表して電気システム科2年の室井翼さんは「日々の訓練により、これからの県内のものづくり産業を担い、10年後、20年後の後輩たちに引き継ぎたい」と決意を新たにした。

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