マックスバリュ九州が吸収合併し、ディスカウント店に変わったクリエイトの店舗。売り上げの確保が厳しくなる中、県内でも流通再編の動きが広がっている=杵島郡白石町

 消費者の低価格志向を背景に、佐賀県内でも安売りのディスカウント店やドラッグストアの進出が相次いだ。売り場面積千平方メートル以上の大型店が新たに5店舗出店。競合激化による業界再編が進み、大手資本の傘下に入った地場スーパー3店舗もディスカウント店に業態変更した。

 業界大手のコスモス薬品やドラッグストアモリ、ディスカウントのトライアルカンパニーなど県外資本の出店攻勢が目立った。ドラッグストアの食品販売額は医薬品を上回る状況で、食品スーパーとの競合が激化。帝国データバンクの2015年度調査によると、県内の食品スーパー9社のうち、5社が減収となった。

 価格競争力の弱い小規模店の経営は厳しさを増し、業界再編も進んだ。県内でスーパー6店舗を展開していたクリエイト(杵島郡白石町)を、マックスバリュ九州が9月に吸収合併。3店がディスカウントの「ザ・ビッグ」に転換し、「旬鮮市場」の店名で営業を続けているのは中原店(みやき町)だけとなった。

 来年もディスカウント店とドラッグストアの進出が計画されており、これまでに県に新設を届け出た大型店だけでも5店舗に上っている。

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