救護訓練では、けがの度合いで治療の優先順位を決めることを医師らが確認した=佐賀市川副町の佐賀空港

■迅速な救命、手順確認

 航空事故対策訓練が16日、佐賀市川副町の佐賀空港であった。乗客乗員120人の航空機が着陸に失敗したとの想定で、医療機関や警察、消防などの関係者が、救命措置や消火活動の手順などを確認した。

 訓練には県内外の48機関から約280人が参加。バスを燃え上がる航空機に見立てて消防車7台で消火活動を行い、けが人役の学生らを担架で運んだ。

 けがの度合いで治療の優先順位を決める「トリアージ」の訓練では、歩行可能な軽傷者と、呼吸のない重傷者を札の色で選別し、それぞれの救護テントに移動させた。外国人の乗客を想定して韓国語、中国語の通訳も参加。ドクターヘリと連携し、重症患者を乗せるまでの手順も確認した。

 訓練後、佐賀空港の鮎川慎吾事務所長は「各機関の連携はスムーズだったが、本部と指示を出す部署の情報共有にはさらに改善の余地があると感じた。人員配置などを再検討し、事故に備えたい」と話した。

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