「鍋島緞通展」で新作2点を披露する第4代技術継承者の吉島ひろ子さん=佐賀市の徴古館

■徴古館で23日まで展示

 鍋島藩が徳川家に献上品として差し出した「鍋島緞通」の展示会が、佐賀市松原の徴古館で開かれている。23日まで。鍋島焼の図案をモチーフにした新作2点ほか、伝統ある蟹牡丹柄の作品も並ぶ。

 有田焼創業400年を記念し、鍋島焼に描かれたツバキとナンテンを緞通に表現した。染色やデザインなど作品構成に半年を費やした。大きさは縦120センチ、横90センチで、壁掛けとして使用できる。

 陶器の絵付けの繊細さと立体感を出すため、通常の緞通よりも織り込んで柄を詰め、色に変化を加えた。背景の色も工夫し、陶器の透明感を表した。主催した吉島伸一鍋島緞通の第4代技術継承者の吉島ひろ子さん(49)は新作について「絵を見る感覚で楽しんでほしい」と話す。

 会場では鍋島緞通を代表する蟹牡丹柄の展示、販売も行っている。午前9時半から午後4時までで、入場料無料。

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