衆院東京10区補選で自民党候補者の応援演説をする小池百合子都知事。右から2人目は安倍首相、右端は公明党の山口代表=16日午後、東京都豊島区

 共同通信社は15、16両日、衆院2補欠選挙(23日投開票)が行われている衆院東京10区、福岡6区の有権者に電話世論調査を実施し、取材も加味して情勢を探った。東京10区は公明党が推薦する自民党前職若狭勝氏(59)、福岡6区は無所属新人の鳩山二郎氏(37)がそれぞれ優勢だ。両選挙区で民進、共産、自由、社民の野党4党が一本化した民進党新人が続く展開となっている。

 ただ投票先をまだ決めていないとする人が東京10区で4割超、福岡6区では3割超おり、今後、情勢は変化する可能性がある。

 東京10区補選を巡る争点を尋ねたところ、2割超が築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転や、2020年東京五輪・パラリンピックの問題と回答。「少子化対策・子育て支援」、「年金・医療・介護」が続いた。

 東京10区は、自民党衆院議員から東京都知事に転出した小池百合子氏の失職に伴う補選。若狭氏は自民党支持層の8割弱を押さえた。民進党新人鈴木庸介氏(40)は、民進党支持層の7割強を固めたが、無党派層への広がりで若狭氏に後れを取っている。諸派新人吉井利光氏(34)は厳しい。

 福岡6区補選は自民党の鳩山邦夫元総務相の死去を受けて実施。邦夫氏の次男の二郎氏は自民党支持層の6割超、公明党支持層の8割以上をまとめた。民進党新人新井富美子氏(49)は民進党支持層の5割強を固めた一方、2割強が鳩山氏に流れている。無所属新人蔵内謙氏(35)は自民党支持層で1割程度の支持にとどまる。諸派新人西原忠弘氏(61)は苦しい。

 福岡6区で自民党は、鳩山、蔵内両氏の候補者調整に失敗し、保守分裂選挙となった。同党は両氏のうち、勝利した候補を追加公認する方針だ。【共同】

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