各応募作品を読み込み、意見を交わす選考委員たち=佐賀市天神の佐賀新聞社

 第36回全国高校生読書体験記コンクール(一ツ橋文芸教育振興会主催、佐賀新聞社、集英社など後援)の県審査会が17日、佐賀市の佐賀新聞社であった。県代表の優良賞には田中結(ゆい)さん(佐賀西高1年)の「この夏の挑戦」が選ばれた。

 今年は県内8校から昨年より949点多い2523編の応募があった。県審査会はこのうち23編に絞って行い、選考委員長の鶴田英二唐津西高校長、永田彰浩致遠館高校長、丸田康循佐賀新聞社編集局生活文化部長が審査した。

 田中さんは学校の劇で、鹿児島県の知覧で戦時中、食堂を開いていた鳥濱トメさん役に選ばれ、特攻や彼女の人となりを知ろうと「特攻の町・知覧」を読んだ。読書を機に、若い特攻兵や今を生きる自らの使命に思いをはせ、知覧平和スピーチコンテストに出場したことなどをつづった。

 鶴田選考委員長は全体の講評として「新たな応募校も含め、作品数が多かった。身の回りや家族のテーマが多かった昨年に比べ、社会情勢や世界に目を向けた若者らしい思索の深まりや、前向きな主張が多かった」と話した。

 各都道府県の代表47作品は中央選考に進み、12月に入賞者が決まる。田中さんと入選者4人は11月13日、佐賀新聞社で表彰する。

 他の入選者は次の通り。(敬称略)

 池田美弥(みや)子(有田工2)中村恵弥(めぐみ)(致遠館2)池邉悠里(ゆうり)(弘学館2)石橋岳大(たけひろ)(佐賀西1)

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