「現代の名工」の松尾克美さん(奥)から組子細工を学ぶ児童たち=伊万里市大坪町

 伊万里市の大坪小の5年生85人が、「現代の名工」の建具職人・松尾克美さん(同市大坪町)から伝統の技を学んだ。アドバイスを受けながら基本的な組子細工を完成させ、出来映えの美しさに笑顔を見せた。

 5年生は社会科で日本の産業を学んでいる。今回の特別授業はその一環で、クラスごとに松尾さんの工房を訪問した。全国建具展示会で21年連続入賞を続けている松尾さんは「いつでも住む人、使う人の気持ちになってつくる」と職人としての心構えを紹介した。

 児童は一辺約13センチの四角い木枠にパーツを組み合わせて作る基本の組子文様「角麻(かくあさ)」に挑戦した。細かい部分はつまようじで木工用ボンドを付けながら組み合わせ、サンドペーパーできれいに磨いて完成。「難しいけど、手間をかけて出来上がるのが楽しい」とそれぞれ満足そうな表情だった。作品は持ち帰り、花瓶敷きや飾りなどに使うという。

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