佐賀県学力向上対策検証・改善委員会(委員長・上野景三佐賀大学教授)が18日、県庁で開かれた。正答率が全国平均を下回り、活用力に課題があった全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を踏まえ、授業改善の検証や地域を巻き込んだ家庭学習の充実を求める意見が出た。=写真

 4月に実施された全国学力テストの正答率は、全国と比較して小学6年の算数Aが同じだった以外は下回った。学校への調査では授業改善が進んでいるとの回答が増えたが、児童生徒は実感しておらず、委員からは「どこに問題があるのか、意識の違いを検証すべき」との意見が出た。

 県教委は家庭学習の充実を課題に挙げ、放課後に教職員OBや地域住民が補充学習を支援する事業を13市町47校で実施している。別の委員は「学校だけの問題ではなく、家庭や地域も向き合う時期にきている」と述べ、この事業成果の検証や充実を求めた。

 上野委員長は「全国平均と比べた正答率は、それほど問題ではない」とした上で、クラブ活動で忙しい中学校の現状を踏まえ、「生活や学習習慣と一体で考えることができないか」と指摘した。

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