結婚を考える参加者らに、「まず幸せな人生とは何かを考えて」と話す佐藤剛史さん=佐賀市のアクアデヴュー佐賀スィートテラス

 20代の男女が結婚や子育てなどを考える「婚学ゼミ」(佐賀県こども未来課主催)が、佐賀市の結婚式場アクアデヴュー佐賀スィートテラスで開かれた。恋愛や出産をテーマに扱った授業で人気を博す、佐藤剛史(ごうし)九州大大学院助教が講演し、約90人が人生設計やパートナーとの関係づくりについて考えた。

 佐藤さんは就職活動と恋愛を比較して、「就活では面接対策や企業研究など能動的に動く」のに対し、恋愛では「いつか良い人が現れるはず」と多くの人が受動的な姿勢になることに注意を促し、「自分の人生は自分でつくる、という積極性を持って」と訴えた。

 また、未婚の30代女性の多くは、結婚相手に経済力を求める傾向があることを示した上で、「そうした女性は『幸せにしてくれる』人を求めるが、結婚するのに必要なのは『幸せにしてあげたい』人と出会うこと」と説いた。

 晩婚化に伴い、平均初産年齢が高齢化しているデータも取り上げ、現代は適切な時期に出産することが難しい時代とも分析。子育てについて「自分の人生に自分よりも大切な存在ができる尊さがある」と語り、「幸せな人生とは何かを一人一人が考え、その積み重ねが(少子化など)社会問題の解決につながれば理想的だ」と話した。

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