(右から)力作の学校新聞を手にする嘉村由菜さん、山口七海さん、堀百華さん

生徒たちに国際情勢の見方について分かりやすく話す元外交官の宮家さん=佐賀市金立の弘学館高校

 県内の高校新聞部が発行した学校新聞の出来映えを競う第18回学校新聞コンクールで最優秀賞に輝いた弘学館高校。最優秀賞の特典として同校新聞部員が手掛けた学校新聞を29日付の佐賀新聞電子新聞に掲載した。

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 主な内容は、寮の近くにある栗山酒店の閉店や外交評論家の宮家氏の講演会、米大統領選挙など多岐にわたる。

 新聞部長の嘉村由菜さん(17)は、「今回、米大統領選挙を担当したが文字ばかりになり、写真や色鮮やかな弘学館新聞らしさがなく難しかった」、山口七海さん(16)は「修学旅行について書いたが、書いてはいけないこともあったのが困った(笑)」。堀百華さん(17)は「卒業生などにインタビューでき、知らないことを知ることができる」と新聞作りの苦労と楽しさを語った。

 ※弘学館新聞からいくつかの記事を紹介する。

宮家邦彦講演会 

「手を挙げてから考えればいいんだよ!」 

 11月10日、TV番組「そこまで言って委員会」にも出演している外交評論家の宮家邦彦さんが弘学館に来られ、「日本人は国際社会で何をすべきか」という演題で講演されました。宮家さんは、始まるや否やステージから降りて、生徒との距離を縮め、笑いを交えたり、私たちに質問を投げかけたりして、講演が進みました。

 ちょうど当選が決まったばかりのアメリカ新大統領トランプ氏について、「誰も予測していなかった。白人が少数民族によって圧迫されていると感じるようになったことや、グローバル社会が進むにつれアメリカの産業が落ち込む中、トランプ氏の過激な発言がトランプ現象を引き起こし、勝利につながった」という解説がありました。また、イギリスのEU離脱や、フィリピンのドゥテルテ大統領の出現などの背景には、トランプ氏同様に多様性を拒否する「ナショナリズム」があると指摘してます。

 さらに、たくさんのニュースを並べて「この中から、メジャードライバー(歴史の転換点)を見つけてください」と質問。ロシアによるウクライナの重要拠点クリミア半島の占領を答えとして挙げ、「情報の中からトリビア(雑学)とメジャードライバーを見わけることが大事」と話し、国際社会で生き残る手段を説かれました。

 特に「国際社会で生き残っていくためには、積極的に手を挙げて発言していくことが大事である」と強調し、最後には「手を挙げてから考えればいいんだよ!」と迫力ある一言を投げかけ、講演が終わりました。

 講演後は、当ててもらえなかった中1生を呼んで質問に答えてあげていたそうです。熱心ですね。

 国際情勢に詳しくないのでよくわからない話も多かったですが、ぼくも「積極的に手を挙げるのは大事だな」と思いました。できたためしないけど…。(翼)

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