インタビューに応じる佐賀県の山口祥義知事

■国選定「科学的有望地」巡り

 佐賀県の山口祥義知事は28日までに共同通信のインタビューに応じ、政府が選定作業をしている高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を地下深くに埋める最終処分場の建設に反対する意向を示した。「新たなものは受け入れたくない。今ある原発をどうコントロールしていくかで頭がいっぱいだ」と述べた。

 佐賀県は九州電力玄海原発を抱え、立地する玄海町を含むエリアは地盤が安定していることから政府が近く選定する処分場建設の「科学的有望地」に選ばれる可能性が指摘されている。

 最終処分場の選定を巡って、政府は自治体から立候補を募る当初の方法から、有望地をまず提示する手法に転換。その中で、今年4月に玄海町の岸本英雄町長が国から要請があった場合は協議に応じる姿勢を示し、地元関係者に波紋が広がっていた。山口知事は「国にしっかりと責任を持って取り組んでもらいたい」と注文を付けた。

 原子力規制委員会の審査に事実上合格している玄海3、4号機の再稼働に関しては「原発依存度を下げ、再生可能エネルギーに切り替えていくべきだ」と強調した上で「現時点で再稼働は条件付きながら、やむを得ないと判断している」とし、規制委の審査を経て県民の理解が得られれば容認する考えを示した。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加