J1は3週間の中断期間が明け、22日に再開する。第2ステージ優勝の行方とともに、注目されるのが残留争いだ。既に福岡のJ2降格が決まり、年間17位の湘南も非常に厳しい状況に追い込まれた。13位から降格圏の16位までの勝ち点4差に磐田、新潟、名古屋、甲府がひしめく。

 1993年のJリーグ開幕から参戦する名古屋は初降格を免れるか。今季はクラブワーストの18戦連続未勝利を記録するなど低迷が続く。8月に小倉監督を事実上解任し、ジュロブスキー監督の就任と同時に、昨季で退団した元日本代表DFの闘莉王をブラジルから呼び戻す荒療治を行った。

 闘莉王が入って守備ラインが整備され、攻守の切り替えが向上。監督交代後は3勝1分け1敗で降格圏から脱した。9日から約1週間秋季キャンプを張り、急ピッチで戦術浸透を図る。闘莉王は「もう一度、優勝を狙うグランパスに立て直すためにも、この危機を脱する」と力を込めた。

 第1ステージ8位と健闘した磐田は、第2ステージはわずか1勝と失速。前節、新潟に敗れた名波監督は「残り3試合、クラブのプライドを懸けてやりたい」と危機感を漂わせた。次は名古屋との直接対決だ。監督交代に踏み切った新潟はここから浦和、G大阪、広島と強敵ぞろいで、片渕監督の正念場が続く。

 甲府は得点源のドゥドゥが故障から復帰できれば心強い。対戦を残す下位の福岡、湘南戦で勝ち点をどれだけ上積みできるかが鍵だろう。湘南のチョウ・キジェ監督は「本気で3連勝を狙う」と諦めていないが、22日に大宮を破っても残留の望みが絶たれる可能性がある。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加