11月1日告示、6日投開票の大分県姫島村長選が、1955年以来の選挙戦となる見通しになった。2012年の前回まで16回連続で無投票が続いていた。総務省や全国町村会などによると、地方自治体の首長選の無投票期間に関する正確な記録はないが、61年ぶりに選挙戦となる首長選は前例がないとみられる。

 1984年から現職の藤本昭夫氏(73)が、9選を目指し既に出馬を表明。元NHK職員で村教育委員の藤本敏和氏(67)が18日、立候補の意向を明らかにした。ともに藤本姓だが、親戚関係はないという。藤本敏和氏は記者会見し「多選による村政の風通しの悪さに風穴をあけ、村民が自由に意見を言える状況をつくりたい」と出馬理由を説明した。

 姫島村では、藤本昭夫氏の父熊雄氏も昭夫氏の前に7期村長を務め、1960年から親子2代にわたって村政をかじ取りしてきた。全国町村会によると、昭夫氏が9選を果たすと、北海道乙部町長と山梨県早川町長に並んで現職の町村長では最多当選になる。姫島村は大分県の国東半島北側沖の離島。9月2日現在の選挙人名簿登録者数は1958人。【共同】

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