「県庁そろそろクビですか?」の著者で県職員の円城寺雄介さん

「もしドラ」の著者、岩崎夏海さん

 発行部数280万部のベストセラー小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者、岩崎夏海さんを招いた「ドラッカー教室」が14日、佐賀県庁で開かれ、さまざまな職種から約40人が参加した。「県庁そろそろクビですか? 『はみ出し公務員』の挑戦」を出版した県職員の円城寺雄介さんとドラッカー学会長崎大会実行委員長の鬼塚裕司さんも登壇し、参加者と意見交換しながら問題の解決方法を助言した。

 経営学者ドラッカーが唱(とな)える、顧客が欲しているものを問う“マーケティング”と、目標と成果を9カ月後、1年後に比べる“フィードバック分析”にちなみ、「なぜこの会に参加したか」、「講演後どうなりたいか」を参加者に問うことから始まった。参加者同士はグループで活発に意見交換し、岩崎さんはその発言内容に耳をすませた。

 現在はコンサルタントなどで問題解決へ導くのが得意と話す岩崎さんは、グループでの意見交換を踏まえて問題を抱えた参加者の相談に応じた。「会社に仲の悪い2人がいて、周りが気を遣う」との相談には、「どう喝しなさい」と断言し、予想外の答えに会場がどよめいた。「脅せということ?」と戸惑う声には、「周りを巻き込むのは助けを求めているから。心から叱ってあげて」と付け加えた。

 公務員試験の面接を控えた参加者には「面接官が自ら話をするような展開にする。相手が自信のある話題に触れて」と助言。逆に、面接官を務める参加者には「頭の中がいかに整理されているかを見て」と、質問の要点を押さえているか、身だしなみが整っているかが重要とアドバイスした。

 同会は県職員や市民団体が自主的に開催する「佐賀県庁アフターファイブ講演会」の一環として開かれ、企画した円城寺さんは「聴いて終わりにするのではなく、学んだことを会社や市民活動などに生かしてほしい」と呼び掛けた。

=講演会=

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