全国優良警察職員表彰を受賞した佐賀署の大家和也警部補(57)

 警察官になって39年目で、刑事畑を歩んできた。浜玉町の養鶏場強盗殺人や唐津市の公共事業をめぐる贈収賄などの重大事件で取調官を担当した。「取り調べに極意はない。相手の話をしっかり聞き、信頼関係をつくるのを心掛けてきた」

 うそをつかれたり、完全に黙秘されたり…。取り調べは一筋縄ではいかないケースもある。必ず事前に捜査資料を読み込んで全体像を把握し、経歴などから容疑者の人となりを推し量ったうえで話を聞く。供述に矛盾がないか絶えず吟味し、他の捜査員と連携しながら裏付けにも抜かりがない。

 「どうして事件を起こしたのかは犯人しか知り得ない。被害者のためにも取り調べで真実を追及することが大事」と力を込める。

 表彰は、警察庁長官が多くの功労があり成績優秀な職員を選考して授与する。自身が警察官を志したのは「悪を捕まえたかったから」。その思いは今も色あせない。

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