協定書を手に握手する山口祥義知事と西鉄の倉富純男社長(右)=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀県と西日本鉄道(福岡市、倉富純男社長)は19日、地域経済や農業活性化、観光振興などで協力する包括連携協定を締結した。物流・運輸から小売り、農業など幅広い事業分野を抱える西鉄との連携で、隣接する福岡都市圏との一体的な発展の方策を探る。

 県は8月にJR九州と同様の協定を結んでおり、西鉄が自治体と包括連携協定を結ぶのは今回が初めて。連携事項は、公共交通の利用促進やICカードの活用から子育て支援、青少年育成、高齢者・障害者の生活・社会活動の支援など8項目にわたる。

 佐賀市で行われた協定締結式には、山口祥義知事と倉富社長が出席。山口知事は「西鉄は幅広い分野のビジネスに成功しており、佐賀県が自らを総合的にプロデュースするのに最強のパートナーになる」とあいさつ。倉富社長も「北部九州の発展に欠かせないのが佐賀県。総合生活産業なので、これを機会に福岡と佐賀の橋渡しを担いたい」と意気込みを述べた。

 今後の展開について、倉富社長は農業分野での6次産業化やインバウンド(訪日外国人客)を意識したツーリズムでの提携の可能性などを指摘。山口知事も「佐賀は福岡に通うことが可能な圏域なので、不動産開発でアドバイスをいただくことも考えたい」と話した。

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